※ 医師から輸液量の指示は既にもらっているものとする。
一時停止を行う場合
→ 落差による急速輸液
- 装置を一時停止する。
- 回路輸液ラインのクレンメを全開にする
(採血側、返血側どちらでも良いです ) - 滴下を確認する
(穿刺の場合は血管外に漏れることによる腫れがないことも確認する ) - 指示量まで輸液後に、クレンメをとじる
- 滴下がないことを確認する
- 患者バイタルの再確認をする
- 状態に応じて2.から6.を繰り返す
A:状態が改善し、治療継続の場合
- 装置モニタより『継続』を押し、治療を再開する
B:状態改善せず、治療継続困難の場合
- 終了操作に移行する
- 画面上端『終了』を選択
- 『リンスバック』を選択
- その後は通常時と同様の終了操作となる
一時停止を行わない場合
- 回路輸液ラインのクレンメを全開にする
A:採血側
- 回路内圧の確認(採血圧)
- 採血圧が高いと回路内へ、採血圧が低いと落差で患者側へ行く可能性が高い
- 目視で輸液の流れを確認する
B:返血側
- 回路内圧の確認(返血圧)
- 返血圧が高いと輸液できない可能性がある
- 輸液ラインに血液の逆流がないことを確認する
- 滴下を確認する
(穿刺の場合は、血管外漏出による腫れが生じていないか確認する) - 指示量まで輸液後、クレンメを閉じる
- 滴下がないことを確認する
- 患者バイタルの再確認
- 状態に応じ、2.から5.を繰り返す
状態が改善せず、治療継続困難の場合
- 終了操作に移行する
- 画面上端『終了』を選択
- 『リンスバック』を選択
- その後は通常時と同様の終了操作となる
※自治医科大学附属病院での一例です。